キャンプのペグ打ち、正解はこれ。角度とコツを覚えれば、私の心もテントも折れない。
【実録】ペグ打ちという名の「地面への土下座」
「自然を愛する私」という薄っぺらなセルフイメージは、最初の1本を打った瞬間に砕け散ります。
キャンプ場に到着し、おしゃれなテントを広げたまではいい。
しかし、現実は非情です。
地面は石のように硬く、私の腕力はあまりにも貧弱。
そこで今回は、私のような「非力な自意識過剰人間」でも、なんとか夜を越せるための正しいペグの打ち方を解説します。
1. 角度は「45度」。それは謙虚さの表れ
ペグを地面に対して垂直に打つのは、自然に対する「傲慢」です。
風が吹けば、あなたのテントはあっけなく空へと帰っていくでしょう。
正解は、テントとは逆の方向に45度〜60度傾けること。

ロープとペグが90度(直角)に交わったとき、そこに初めて「安定」という名の救いが訪れます。
2. 付属のハンマーを捨て、重課金せよ
テントを買うと付いてくる、あの軽くて白いプラスチック製のハンマー。
あれで地面を叩くのは、耳かきで壁に穴を開けるようなものです。
- 金属製の重いハンマーを買う: 腕の力ではなく、物理法則(重力)に身を任せるのです。
- 鍛造ペグという「暴力」: どんな石をも粉砕する黒い鉄の棒。これを持っているだけで、少しだけ自分が強くなったと錯覚できます。
道具への投資は、精神の安定への投資。私はそう自分に言い聞かせて財布を開きました。
ちなみに私が使っているのがこれ
13年使ってもなんともない、、ほんと最強ですよ。
3. 地面が硬すぎて「無」になったら
たまに、鋼鉄のような地面のキャンプ場があります。

何度打っても跳ね返される。
手首に走る衝撃。周囲のベテランキャンパーからの(被害妄想的な)視線。
そんな時は、「石を置く」という原始的な手段に出ましょう。
ベテランキャンパーもタジタジですよ。
「もう無理。これでいい」 ペグを半分まで打って、その上にそこらへんのデカい石を乗せる。この諦めの境地こそが、キャンプを長続きさせる秘訣かもしれません。
4. 抜くときは「優しくして」
楽しい時間は終わり、撤収の時が来ます。
地面に深く埋まったペグは、まるで未練のように固く閉ざされています。
力任せに抜こうとして腰を言わせる前に、「別のペグ」を使いましょう。
ペグの穴に別のペグを引っ掛け、左右にグリグリと回す。

すると、あんなに頑なだった地面が、急に「スルッ」とペグを解放してくれる瞬間が来ます。
快感です。
この瞬間のためにキャンプをしていると言っても過言ではありません(過言です)。
まとめ:結局、打つしかない。
- テントと逆向きに斜めに刺す。
- いいハンマーで、無心で叩く。
- 抜けない時は、文明の利器(ペグの穴)を頼る。
ペグを打ち終えた時、そこにはあなただけの「領土」が完成します。
たとえ翌朝、体がバキバキになっていたとしても、それはあなたが地面と真剣に向き合った証なのです。
さあ、皆さんも泥にまみれて、1本ずつ呪いを込めるようにペグを打ち込みましょう。
